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カビ?変色? | 内部に現れる「黒い斑点」や「白い膜」の正体を科学的に解明

鉄器の中に現れる「謎の模様」に驚かないで

鉄瓶や鉄鍋の中を覗いたとき、黒いシミや白い膜、あるいは赤い斑点を見つけて「カビが生えた!」「有害なものが出てきたのでは?」と不安になる方が非常に多いです。しかし、結論から言うと、南部鉄器の内部が「カビる」ことは物理的にほぼありません。それらはすべて、鉄と水、熱による自然な反応の結果です。

色で判別する「内部の状態」

  • 白い膜・斑点: 前日も解説した「湯垢(ミネラル)」です。最も健康的な状態ですので、決してこすらないでください。
  • 黒い斑点: 鉄の表面に酸化被膜(黒錆び)が強く出ている部分、またはタンニン鉄が定着した部分です。これも全く無害で、防錆効果が高いサインです。
  • 青光りする変色: 鉄が非常に高温になった際に現れる酸化被膜の色です。品質に問題はありません。
  • 赤い斑点: 軽い赤錆びです。お湯が透明であればそのまま使って問題ありません。

「要注意」な変色の見分け方

無害な反応が大半ですが、唯一注意が必要なのは「水が濁る」「味が明らかにおかしい」場合です。

  • お湯が赤く濁る: 赤錆びが進行し、剥がれ落ちています。茶葉でのメンテナンスが必要です。
  • 異臭がする: 料理の残りカスが腐着しているか、保管場所の匂いが移っています。重曹などを使った特別な洗浄が必要な場合があります。

鉄は生きている。変化を受け入れよう

南部鉄器は、使う水の成分や加熱時間によって、内部の表情が刻々と変化します。それは鉄器が「生きている」証拠です。過度に神経質にならず、お湯の透明度と味を基準に、ゆったりとした気持ちで向き合ってください。

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