修理依頼 | 自分では直せない場合は?職人に預けるタイミングとリペアサービスの相場
プロの手に委ねる「究極の再生」

どんなに大切に使っていても、数十年という年月の中で「注ぎ口が欠けた」「底に小さな穴が開いた」「あまりに錆びがひどい」といったトラブルが起きることもあります。そこで諦めてはいけません。南部鉄器は職人の手によって「作り直す」に近いレベルでの修理が可能です。自分でのケアに限界を感じたら、本場・岩手の職人の知恵を借りましょう。
プロが行う「釜焼き(再着色)」の威力

修理のメインとなるのは「釜焼き」という作業です。一度製品を高温の炉に入れ、古い錆びや汚れを焼き飛ばし、再度「酸化被膜」を形成させます。その後、伝統的な着色を施すことで、見た目も機能も新品同様、あるいはそれ以上の状態であなたの元へ戻ってきます。
修理依頼のタイミングと費用の目安
- タイミング: お湯が濁るのを茶葉で直せなくなった時、水漏れがある時、表面の剥がれが気になる時。
- 費用相場: 鉄瓶のサイズによりますが、一般的な釜焼き・再着色で5,000円~15,000円前後(送料別)が目安です。
- 期間: 数週間から1ヶ月程度。伝統工芸士の手によって丁寧に作業されます。
| 修理内容 | 費用の目安 | 状態の変化 |
| 釜焼き・再着色 | 8,000円~ | サビが消え、外側も美しく復活 |
| 注ぎ口の修復 | 5,000円~ | 欠けた部分を肉盛りして整形 |
| 穴埋め修理 | 要相談 | 底の小さな穴を溶接で塞ぐ |
(表:職人による修理メニューと費用目安)
南部鉄器に「終わり」はない
職人に修理を依頼することは、伝統技術を支えることにも繋がります。父から受け継いだもの、長年自分を支えてくれたもの。愛着のある鉄器をプロの手で蘇らせ、次の世代へと繋いでいく。これこそが南部鉄器を選ぶ最大の価値なのです。

