焦げ付き | フライパンの焦げ付きをリセット!「焼き切り」と「再シーズニング」の極意
なぜ鉄器フライパンは焦げ付くようになるのか

「最初は快適だったのに、最近肉がくっついてしまう」。その原因は、鉄器の表面に蓄積した「炭化した汚れ」と「油膜の不足」にあります。テフロン加工とは違い、鉄器の表面には微細な穴があり、そこに油が入り込むことで「天然のノンスティック加工」が作られます。汚れがその穴を塞いでしまうと、焦げ付きやすくなるのです。しかし、鉄器は何度でも「リセット」できるのが最大の強みです。
強火で汚れを焼き切る「炭化リセット」

もしひどい焦げ付きや、古い油のベタつきがある場合は、一度「焼き切り」を行います。フライパンを強火にかけ、煙が出て、焦げた部分が白っぽい灰のようになるまで熱します。これにより、こびりついた有機物が炭化し、剥がれやすくなります。火を止めて冷めた後、お湯とたわしでこすれば、驚くほど簡単に汚れが落ち、鉄の素地が姿を現します。
復活の儀式「再シーズニング(油ならし)」の手順
汚れを落とした後は、再び「油の膜」を形成させるシーズニングを行います。

- 乾燥: 火にかけて水分を完全に飛ばします。
- 油を塗る: 食用油(乾性油が理想)を薄く全体に塗り広げます。
- 加熱: 弱火で数分加熱し、油を鉄の微細な穴に浸透させます。
- 繰り返す: これを2~3回繰り返すと、黒光りする見事な表面が復活します。
焦げ付きは「進化」への通過点
焦げ付きをリセットするたびに、鉄器はあなたの料理の癖に馴染み、より使いやすく進化していきます。失敗を恐れず、豪快に使い、丁寧にメンテナンスする。そのプロセスこそが、南部鉄器を育てる醍醐味なのです。

