錆び | 赤錆びは怖くない!放置してしまった鉄瓶を劇的に蘇らせる「茶葉煮出し」の魔法 | TENKU

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錆び | 赤錆びは怖くない!放置してしまった鉄瓶を劇的に蘇らせる「茶葉煮出し」の魔法

赤錆びを見て諦めないで。南部鉄器の強靭な生命力

「久しぶりに鉄瓶を出したら、中が真っ赤に錆びていた…」と、ショックを受けて処分を考えてしまう方がいますが、ちょっと待ってください。南部鉄器にとって、表面の赤錆びは「致命傷」ではありません。鉄という素材は、表面が錆びてもその構造自体が朽ち果てるには気の遠くなるような時間がかかります。適切な処置を施せば、まるで新品のような、あるいはお湯をまろやかにする「育った鉄器」として復活させることが可能です。

化学反応を利用した伝統の修復術「茶葉煮出し」

南部鉄器の産地で古くから伝わる、最も効果的なリペア方法が「お茶(煎茶)を煮出す」ことです。これは単なるおまじないではありません。お茶に含まれる「タンニン」と、鉄器の「鉄分」が化学反応を起こし、タンニン鉄という安定した黒い被膜を形成します。この黒い被膜が赤錆びを封じ込め、さらなる腐食を防ぐバリアとなってくれるのです。

実践!赤錆びを止める4つのステップ

  1. 軽くすすぐ: 浮き上がっている錆びを水で洗い流します。この時、金属たわしなどで無理に削り取らないのがコツです。
  2. 茶葉を煮出す: 出汁パックに入れた煎茶の茶葉(出がらしでも可)を鉄瓶に入れ、20分ほど煮出します。
  3. 放置: お湯が真っ黒になったら火を止め、そのまま半日ほど放置して、タンニンをしっかり浸透させます。
  4. 仕上げ: 黒いお湯を捨て、水が透明になるまで数回お湯を沸かして捨てれば完了です。

錆びと向き合うことで深まる愛着

赤錆びを自分の手で直した経験は、南部鉄器を「ただの道具」から「一生の相棒」へと変えてくれます。一度この方法を覚えれば、錆びを恐れる必要はありません。少しずつ変化する鉄肌の表情を楽しみながら、長く大切に使い続けていきましょう。

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