【第103話】金曜夜の居酒屋開店!「豚こま肉のカリカリ黒酢炒め」
「終わったーーーー!!!」
金曜日の19時。 今週も無事に走り切った。 帰宅した美咲は、カバンを置くよりも先にキッチンへ直行し、左端にある真っ白な冷蔵庫の扉を勢いよく開けた。 連日の雨で気分が沈みがちだった1週間。今日という金曜日の夜は、そんな鬱憤をすべて晴らすための「最高の前夜祭」だ。

(今夜は、酸味とコクがたまらない、お酒に合う中華風のお肉!)
冷蔵庫から取り出したのは、特売の「豚こま肉」。 これをギュッと丸めて塊にし、片栗粉をまぶして多めの油でカリッカリに揚げ焼きにする。 お肉が香ばしく揚がったところで、余分な油を拭き取り、黒酢、お醤油、お砂糖で作った特製の「黒酢ダレ」を一気に絡める。
ジュワワワワッ!という豪快な音と共に、黒酢のツンとした酸味と甘い香りがキッチンを支配した。 「ああ、もうこの匂いだけでお酒が飲める」
お肉に照りが出たタイミングで、グラスの準備だ。 今夜は絶対にハイボールの気分。氷をたっぷり入れたグラスに、ウイスキーと炭酸水。最後に、マドラー代わりに「アイアンステッキ」をカチャリと入れてステアする。 お酒に鉄のスティックを入れると、不思議と炭酸のトゲトゲしさが丸くなり、驚くほどまろやかで美味しいハイボールになるのだ。
「1週間お疲れ様、私!乾杯!」
カリッとした衣の中からジューシーな豚肉の旨味が溢れ、濃厚な黒酢ダレの酸味がそれを完璧にコーティングしている。 濃厚な旨味を堪能し、すかさずアイアンステッキでステアした極冷えのハイボールで流し込む。
「……っかー!悪魔的に美味しい!!」
大きな窓に映る自分の顔は、月曜日とは打って変わって、幸せそのものだった。 居酒屋「美咲」の夜は、ご機嫌に更けていった。
📝 今日の帰り道 買い物リスト
- 豚こま切れ肉(150g)
- 黒酢(普通のお酢でもOK 大さじ2)
- 片栗粉
- お好きなお酒(ハイボール、ビールなど)
🍳 今夜の献立:外はカリカリ!豚こま肉の黒酢炒め

待ちに待った金曜日、皆さま1週間本当にお疲れ様でした! 今夜は、安い豚こま肉を大満足のご馳走に格上げする、お酒が無限に進む最高のおつまみです。
【作り方(調理時間:約15分)】
- 豚こま肉は塩こしょう、酒(少々)を揉み込み、一口大の塊になるように手でギュッと丸めます。全体に片栗粉をたっぷりとまぶします。
- 黒酢(大さじ2)、醤油(大さじ1.5)、砂糖(大さじ1.5)、水(大さじ1)を混ぜてタレを作っておきます。
- フライパンに少し多めのサラダ油を中火で熱し、1の豚肉を転がしながら、表面がカリッとキツネ色になるまで揚げ焼きにします。
- フライパンの余分な油をキッチンペーパーで拭き取り、2の黒酢ダレを一気に回し入れます。
- 強火で全体にタレを絡め、お肉にツヤと照りが出たら完成!お好みで白ごまを振ってどうぞ。
💡 美咲のワンポイントアドバイス 家飲みのお酒を作るとき、マドラー代わりに「アイアンステッキ」を入れてステアすると、お酒のトゲトゲしさが丸くなり、飲み口がとてもまろやかになります。お酒を楽しみながら鉄分も摂れる、大人のための裏技です。 さあ、心ゆくまで金曜の夜を楽しんでください。乾杯!
