【第80話】気力ゼロの水曜日。「長芋と豚バラのオイスター炒め」
「……もう、無理。1ミリも動きたくない」
水曜日の夜20時半。 残業を終えて帰宅した美咲は、カバンを下ろすなり、リビングのグレーのソファに深く倒れ込んだ。 月、火と働き、まだ木、金が残っているというこの「週の真ん中」の絶望感。 初夏の暑さも相まって、体力が文字通り底をついている。
しばらくソファから天井を見上げていたが、お腹の虫だけは元気に鳴き声を上げた。 「はぁ……食べるもの、何もないな」

重い腰を上げ、ノロノロとキッチンへ向かう。 冷蔵庫の横の白いカレンダーには、週末の楽しい予定が書いてある。それだけを心の支えに、まずはアイアンステッキを入れた冷たいアイスティーを作り、一口飲んで気合を入れた。 お茶の渋みが消えてスッキリとした喉越しに、少しだけ神経が休まる。鉄分と一緒に、明日への活力をなんとか絞り出す。
(今日は、ガッツリ濃い味で白米をかきこみたい)
冷蔵庫にあった「長芋」と、特売の「豚バラ肉」。 長芋はすりおろすのもいいけれど、今日はフライパンで炒めて、あの「シャキッ」と「ホクッ」が合わさった食感を楽しもう。
豚バラ肉をカリッと炒め、半月切りにした長芋を投入。 長芋に少し焼き色がついたところで、オイスターソースと醤油、少しのお砂糖を絡める。 ジュワァァッという音と共に、オイスターソースのコクのある香りがキッチンに広がり、疲労感が一気に食欲へと変わった。
「いただきます」 白いご飯に乗せて頬張る。 豚バラの旨味と甘辛いタレが、サクサクでホクホクの長芋に絡んで、最高に美味しい。 「……美味しい。オイスターソースって天才だな」
大きな窓の向こうで光る車のテールランプをぼんやり眺めながら、美咲はスタミナ満点のおかずを無心でかきこんだ。
📝 今日の帰り道 買い物リスト
- 長芋(約10cm分)
- 豚バラ薄切り肉(150g)
- オイスターソース
🍳 今夜の献立:シャキホク食感!長芋と豚バラのオイスター炒め

心も体も疲れ切る水曜日、本当にお疲れ様でした! 今夜は、長芋の食感がクセになる、ご飯が無限に進むガッツリおかずです。
【作り方(調理時間:約10分)】
- 長芋は皮を剥き、1cm幅の半月切りにします。豚肉は食べやすい大きさに切ります。
- フライパンに油を引かずに豚バラ肉を入れ、中火で炒めます。
- 豚肉から脂が出て色が変わったら、長芋を加えて表面に少し焼き色がつくまで炒めます。
- オイスターソース(大さじ1.5)、醤油(小さじ1)、砂糖(小さじ1)、酒(大さじ1)を混ぜ合わせたタレを回し入れます。
- 全体にタレがよく絡んで、照りが出たら完成!お好みで青ネギを散らしてどうぞ。
💡 美咲のワンポイントアドバイス 疲れが溜まった夜は、飲み物に「アイアンステッキ」を入れてサクッと鉄分補給。冷たいアイスティーに入れれば、渋みが取れて美味しくなり、手軽なセルフケアが完了します。 スタミナをつけて、明日に向けてリセットしましょうね!

