【第92話】6月のはじまり、衣替えの雨。サクサク香ばしい「サバのカレー竜田揚げ」
「今日から6月か……。なんだか、少し肌寒いな」
6月1日、月曜日。 世間は「衣替え」の日。美咲も今日からオフィスの制服や私服を薄手の夏物に切り替えたけれど、あいにく空からはしとしとと冷たい雨が降り注いでいた。 満員電車の中は夏服に変えた人々の熱気で蒸し蒸しするのに、駅から外に出ると雨風で体感温度がグッと下がる。この季節の変わり目特有のアンバランスさに、自律神経が早くも悲鳴を上げそうだった。
なんとか1日の仕事を終え、濡れた傘をすぼめて帰宅する。 リビングのグレーのソファにバッグを置き、キッチンへ。左端の白い冷蔵庫の「5月」のカレンダーを破り、新しい「6月」のページをめくる。まっさらなカレンダーを見つめながら、今月も無理せずいこう、と自分に言い聞かせた。

シンクの前に立ち、大きな窓の外を眺める。ガラスには無数の雨粒がつき、街の灯りをにじませていた。 グラスに冷たい水を注ぎ、いつもオフィスの相棒にしている「アイアンステッキ」をカチャリと引っ掛ける。 ジメジメしてだるさが出やすい梅雨の入り口は、隠れ貧血に一番気をつけたい時期。アイアンステッキを入れてまろやかになったお水を一口飲むと、冷たさが五臓六腑に染み渡り、沈んでいた気持ちがシャキッと引き締まるのを感じた。仕事中だけでなく、家に帰ってきてからのこの一杯が、美咲のリセット液だ。
(最近、お肉が多かったから、今夜はしっかりお魚を食べよう。元気が出る味付けで)
取り出したのは、サバの切り身。 生姜醤油に、ほんの少しのカレー粉を隠し味に加える。ポリ袋の中でタレを揉み込み、片栗粉をまぶして、少なめの油でカリッと揚げ焼きにしていく。 じゅわじゅわという心地よい音と共に、スパイシーで香ばしい香りがキッチンに広がり、冷えていた胃袋が一気に目を覚ました。
「いただきます」 サクッとした衣の中から、ジューシーなサバの旨味が溢れ出す。カレーの風味が青魚のクセを消してくれて、ご飯がいくらでも進む味だ。 大きな窓に映る雨の夜景を見つめながら、美咲は美味しいお魚料理で、6月最初の夜を温かく満たした。
📝 今日の帰り道 買い物リスト
- サバの切り身(骨取りが楽でおすすめ 2切れ)
- カレー粉(小さじ1/2)
- 片栗粉
🍳 今夜の献立:お魚でスタミナ!サバのカレー竜田揚げ

6月がスタートしました!衣替えの季節ですが、雨で冷えやすい時期でもあります。 今夜は、青魚の栄養を美味しく、スパイシーに摂れるカリカリの竜田揚げで、一週間のエンジンをかけましょう。
【作り方(調理時間:約15分)】
- サバの切り身は一口大に切り、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。
- ポリ袋に、醤油(大さじ1)、酒(大さじ1)、すりおろし生姜(小さじ1)、カレー粉(小さじ1/2)を入れ、サバを加えて優しく揉み込み、5分ほど置きます。
- 袋からサバを取り出し、片栗粉を全体にたっぷりとまぶします。
- フライパンに大さじ2〜3の油を中火で熱し、サバを並べます。
- 両面がカリッとキツネ色になるまで、揚げ焼きにしたら完成!
💡 美咲のワンポイントアドバイス ジメジメする季節の水分補給には、水や冷たいお茶に「アイアンステッキ」を。ただ浸しておくだけで、冷たい飲み物でも効率よく鉄分が補給できます。Amazonや楽天でも手軽に買えるので、忙しい初夏のセルフケアにぴったりですよ。 しっかり食べて、今月も一緒に頑張りましょうね。
