【第99話】梅雨入りの月曜日。爽やかな「豚肉とズッキーニの塩昆布レモン炒め」
「……とうとう、この季節が来てしまった」
6月8日、月曜日。 朝からシトシトと降り続く雨は、夕方になっても止む気配がなかった。 ニュースの天気予報が「梅雨入り」を告げるのを聞くまでもなく、肌にまとわりつくような重たい湿気が、それを証明している。 お気に入りのパンプスは濡れ、髪の毛は湿気で広がり、ただでさえ憂鬱な月曜日の疲労度を何倍にも引き上げていた。
重い足取りで帰宅し、カバンをグレーのソファに置く。 キッチンに向かい、グラスに氷と浄水器の水をたっぷりと注いだ。そこに、マイボトルの相棒である「アイアンステッキ」をカチャリと引っ掛ける。 シンクの前の大きな横長の窓には、絶え間なく雨粒が打ち付け、街の輪郭をぼんやりと滲ませていた。
アイアンステッキでまろやかになった冷たい水を、一気に飲み干す。 「……ぷはぁ。生き返る」 ジメジメして体が重い梅雨の時期は、隠れ貧血でさらにだるさが増しやすい。この冷たい一杯の鉄分水が、雨に濡れて萎縮していた美咲の心と体を、内側からシャキッと目覚めさせてくれるのだ。

(今日は、酸味と塩気でさっぱり食べられるお肉にしよう)
スーパーの野菜コーナーで、ツヤツヤと光っていた初夏の野菜「ズッキーニ」。 これを輪切りにして、豚肉と一緒にフライパンで炒める。 ズッキーニに少し焦げ目がつき、豚肉の脂を吸ったところで、塩昆布とレモン汁をジャワッと回し入れる。
「いただきます」 豚肉のコクを塩昆布の旨味が引き立て、最後にレモンの酸味が口の中をさっぱりと洗い流してくれる。ズッキーニのキュッとした歯ごたえもたまらない。 「美味しい……!これ、無限に食べられるやつだ」
雨に濡れた窓ガラスを眺めながら、美咲は爽やかな初夏のおかずで、梅雨の始まりの憂鬱を美味しく吹き飛ばした。
📝 今日の帰り道 買い物リスト
- 豚薄切り肉(または豚バラ 150g)
- ズッキーニ(1本)
- 塩昆布(大さじ2)
- レモン果汁
🍳 今夜の献立:梅雨の憂鬱を吹き飛ばす!豚肉とズッキーニの塩昆布レモン炒め

本格的な梅雨入りの月曜日、本当にお疲れ様でした。 今夜は、塩昆布の旨味とレモンの酸味で、ジメジメした日でもお箸が止まらなくなる、旬のズッキーニを使った炒め物です。
【作り方(調理時間:約10分)】
- ズッキーニは1cm幅の輪切り(大きい場合は半月切り)にします。豚肉は食べやすい大きさに切ります。
- フライパンにサラダ油(大さじ1)を中火で熱し、豚肉を炒めます。
- 豚肉の色が変わったらズッキーニを加え、両面にうっすら焼き色がつくまで炒めます。
- 塩昆布を加えて全体にサッと絡ませ、塩こしょうで味を整えます。
- 火を止め、レモン果汁(大さじ1)を全体に回しかけてサッと混ぜたら完成!
💡 美咲のワンポイントアドバイス 湿気で体がだるい時は、冷たいお水に「アイアンステッキ」を入れて手軽に鉄分チャージ。お水やお茶に入れるだけで、梅雨特有の重だるさを優しくケアしてくれます。 さっぱり美味しいものを食べて、今週もマイペースに乗り切りましょうね。

