【第52話】木曜夜のお助けメニュー。鉄丸あんかけの「ふわとろカニカマ天津飯」
「……もう、無理」
木曜日の夜。 月・火・水と騙し騙しやり過ごしてきた疲労が、ここにきて完全にピークを迎えた。 冷蔵庫には卵とカニカマ。炊飯器には朝炊いたご飯。 「お肉を焼く気力はないけれど、温かくてとろみのあるものが食べたい」
(よし、天津飯だ。絶対に美味しいやつ)

まずは、小鍋に水と「鉄丸」を入れて火にかける。 天津飯の命は「あんかけ」だ。鉄丸を入れて沸かしたお湯で作るあんかけは、ただの白だしや鶏ガラで作るよりも、角が取れて料亭のような奥深い味になる。疲れた木曜日の胃袋には、このまろやかさが絶対に欠かせない。
お出汁が沸いたら、白だし、お醤油、少しのお酢を入れ、水溶き片栗粉でとろみをつけておく。
次に、ボウルに卵を割り入れ、手で割いたカニカマを混ぜ合わせる。 多めのごま油を熱したフライパンに卵液を一気に流し込み、菜箸で大きくかき混ぜて、半熟のフワトロ状態で火を止める。
ご飯の上に卵を滑らせ、作っておいたアツアツの「鉄丸あんかけ」をたっぷりとかける。 「いただきます」 スプーンですくって口に入れると、フワフワの卵とカニカマの旨味、そしてまろやかで優しいあんかけが、疲れた胃袋を温かくコーティングしてくれた。
「はぁ……美味しい。天才かもしれない」 包丁を一度も使わずに作った究極のズボラ飯だけれど、鉄丸のおかげで最高のご馳走になった。 「明日は金曜日。あと1日だ」 美咲は、温かい天津飯を頬張りながら、明日へのわずかな気力を振り絞った。
📝 今日の帰り道 買い物リスト
- 卵(2個)
- カニカマ(3〜4本)
- ごはん(1膳分)
🍳 今夜の献立:包丁いらず!胃に優しいふわとろカニカマ天津飯

気力も体力も限界の木曜日。本当にお疲れ様です。 今夜は、包丁を使わずフライパン一つでパパッとできる、疲れた胃腸をじんわり温める究極のお助けメニューです。
【作り方(調理時間:約10分)】
- 小鍋に水(150cc)と「鉄丸」を入れて火にかけます。沸騰したら、白だし(大さじ1)、醤油(小さじ1)、酢(小さじ1)を入れ、水溶き片栗粉でとろみをつけて「あん」を作っておきます。
- ボウルに卵(2個)を割り入れ、カニカマを手で細かく割いて加え、軽く混ぜます。
- フライパンにごま油(大さじ1)を中火で熱し、卵液を一気に流し入れます。
- 菜箸で大きくかき混ぜ、半熟の状態で火を止めます。
- 器に盛ったご飯の上に卵を滑らせ、1のアツアツのあんをたっぷりとかけて完成!
💡 美咲のワンポイントアドバイス あんかけのお出汁を作るとき、「鉄丸」を入れてお湯を沸かすと、ただの調味料でも奥深い料亭のようなまろやかな味に仕上がります。手軽に鉄分も溶け出すので、疲れてサプリを飲み忘れてしまうような夜にぴったりのズボラ&健康ケアです。 温かいものを食べて、明日の金曜日を乗り切りましょうね!
